いったい何を飲んでいるのさ?
水道水だよ♪
美味しそうだった?
もくじ
水道水と天然水(ミネラルウォーター)の違い
水道水って名前のイメージから水道を通って流れているから、汚いんじゃないの?
っと健康への影響を考えてしまい、つい避けてペットボトルの天然水を選んでしまいがちです。
水道水と天然水の違いは大きく分けて
- 安全基準
- 味
この2点になります。
水道水の方が天然水よりも安全
水道水がご自宅の蛇口の先へ届くまでには、水道法第4条で定められた51項目もの成分審査を通過する必要があります。
スーパー等で売られている天然水は、食品衛生法に基いた14~39項目だけの通過でOK。
昔は当たり前のように水道水をガブガブ飲んでいたのに、なぜ年々天然水を好む人口が増えてきているのでしょう。
水道水は害はないけど味は天然水に負ける
細菌の数が少ないのは確実に水道水の方なんですが、その分塩素が多く含んでいるので、
カルキ臭さから「水道水は汚い」と思ってしまうのです。
健康面では安全な水道水ですが、塩素は肌トラブルの元なので、水道水がパーフェクトとは言い切れません。
いっぽうで、細菌の除去について緩い法の天然水は、塩素の使用を控えることが出来るため、
結果的に味がよいのは天然水になります。
パッケージも美味しそうだし、実際に飲みやすさも天然水の方が優れているので。
近年では「水を買う人」が増えているののです。
水道水が美味しく飲める県はどこだ?【ランキング】
水道水が美味しいと感じるには、塩素の濃度が低いことが条件です。
塩素濃度を低く保ちながらも水道法をクリアできる県の水が、美味しい水道水を提供できることになります。
残留塩素濃度0.5以下の県
- 青森県 0.48
- 栃木県 0.5
- 三重県 0.5
- 広島県 0.5
- 徳島県 0.5
- 高知県 0.5
残留塩素濃度0.4以下の県
- 山梨県 0.35
- 新潟県 0.4
- 岐阜県 0.4
- 静岡県 0.4
残留塩素濃度0.3以下の県
- 福井県 0.3
- 熊本県 0.3
都市別の水道水がおいしい県ランキングでも、福井県大野市や熊本市が上位にピックアップされています。
この結果から、やはり美味しい水道水の条件は残留塩素濃度の少なさがポイントであることが証明されました。
熊本県の水道水の水源は豊富な地下水です。
白川中流周辺の水は、そのまま飲むことも可能と言われているほど、熊本の自然界にある水は衛生的に綺麗なのです。
となると、浄水場では塩素を使う必要も少なくなってくるので、熊本県では美味しい水が水道水から飲めるという訳です。
塩素の少なさを物語っているのが、熊本の人は肌が綺麗で若々しい特徴があることです。
リュウ坊も熊本に遊びに行くことがありますが、むこうの人は見た目が実年齢より若い人が多いです。
水道水がまずい?塩素濃度が高い県【ワースト3】
- 埼玉県 1.5
- 千葉県 1.4
- 沖縄県 1.16
よく埼玉の人は、人口の3割近くがペットボトルの水を飲む傾向にあると言われています。
沖縄の人も、お茶やジュースで水分補給する人が多く、清涼飲料水の消費量は日本国内でも上位です。
沖縄県の人が水道水を好まない理由は、塩素濃度の高さだけはありません。
沖縄の地層に石灰石が含まれている関係から、水道水は硬水になります。
硬水は普段私たち日本人が飲みなれている軟水と比べると、口あたりに癖があって飲みにくいと感じることがあります。
また離島にはダムなどの水源を確保できる施設が無いため、
主要浄水場から海中を数十キロも通した長い水道を伝い、水を県内各地に届けています。
それを知っている現地の人は、抵抗があって水道水を飲まない人が多いわけです。
水分補給はさんぴん茶が沖縄スタイル♪
まとめ
基本的にどの県も水道水は不味いものですが、健康を害する悪影響の心配は必要ないでしょう。
熊本県や福井県など水源の質が良い県に住んでいる人が羨ましいところ…
しかしカルキ臭さは沸かし湯にすることで、あるていど気にならなくなりますから。
飲み水にお金をかけたくない人は、白湯を飲むことをおすすめします。
ちなみに蛇口につける浄水器はあんまり意味がない気がします。
なぜなら既に浄水場で何重にもチェックされた水なんだから、これ以上浄水する必要がないからです。