お肌の様子がおかしいです。
鶏皮のように突起だっています。
この異常事態は何かの危険信号かな?
それとも良い兆候の前ぶれかな?
からだにとって「鳥肌」とは、どんな意味があるんだろう。
もくじ
鳥肌が立つのはなぜ?理由や条件
人はどんなとき鳥肌が立ちやすいか考えてみると、まず誰もが経験ありそうな代表的トリハダが、
「寒いとき」ですね。
寒い環境に居るだけで、腕や足からだ全身がビシーっと鳥肌になってしまいます。
「立毛筋」が外気から身を守るために毛穴を閉じている
毛深い人も薄い人も関係なく、肌の表面には目に見えない極小サイズの体毛が無数にわたって生えています。
その体毛の深部には、立毛筋(りつもうきん)と呼ばれる自律神経で成り立つ筋肉があります。
立毛筋は、交感神経に強い刺激が走ったときに活動します。
寒いという悪環境では、リラックスできないので交感神経が優位に立ちます(緊張状態になる)。
すると立毛筋が自動的に活動して、毛穴を閉じるのです。
恐怖体験をしたときの鳥肌はなぜ
怖い体験や話をしただけでゾワっと鳥肌が立ちますよね。
寒くないのになぜ?と疑問に思いました。
その理由を調べると、
寒い→危険→防衛本能で毛穴が閉まる(鳥肌)
怖い→危険→同じく防衛本能で毛穴が閉まる。
意外と理由は簡単なことでした。
交感神経が敏感に作動すると、立毛筋の働きによって毛穴が閉まる、これが鳥肌の立つ条件です。
なので、感動したときの鳥肌も説明がつきます。
感動は1種の興奮です、交感神経を揺さぶります。
寒さや恐怖のような危険要素はありませんが、集中力(交感神経)が高まる条件は満たしているので、鳥肌が自動的に立ってしまうということです。
- 玉ねぎを切ったら涙が出る
- 腹が減ったらお腹が鳴る
- ホコリ掃除中にクシャミが出る
鳥肌もこれらと同じ生理現象の1つ、特別感はありません。
すぐ鳥肌が立ちやすい人は感受性が高い
音楽は聞いては鳥肌。
愛する家族のことを想えば鳥肌。
僕はすぐ鳥になってしまう…
鳥肌がすぐ立つのは、感受性豊かな証拠です。
衝撃的な場面や緊張する場面に立ったとき、それを素直に受け入れることが上手なのです。
イイ奴ってことです。
反対に、鳥肌が立たない人は自律神経に問題があるか、加齢によって機能が低下している可能性が考えられます。
鳥肌が消えない
すぐ鳥肌が立つだけなら、それは自律神経が敏感なだけで健康な証拠です。
しかし、長時間鳥肌状態が続いて消えないときは、脳は異常な緊張モードになっているでしょう。
疲れやストレスがたまっていると、まれに鳥肌が立ったまましばらく消えないことがあります。
言い換えると、リラックスが足りなさすぎる心身状態です。
しばし何も考えず、数十分でもよいので横になり、心と体を休めて下さい。
鳥肌をコントロール?集中力次第では可能かも
この世界には、鳥肌を出したり引っ込ませたり自由にコントロールできる人が存在します。
文中でも解説したように、鳥肌は自律神経(交感神経)による無意識中に起こる反応です。
鳥肌をコントロールするということは、目にゴミが入ったときに出る涙を、出さないようにするのと同じことです。
まず無理ではないでしょうか?
でも観点を「鳥肌を引き起こす」から「交感神経を刺激する」に置き換えれば不可能でもないと思います。
実力ある女優や俳優は、感情のスイッチをうまく切り替えて涙を意図的に流すことが出来ます。
悲しいことだったり、感動することだったり、何を想像するかは分かりませんが。
超集中することで、人は涙をコントロールできるのです。
すなわち、過去に鳥肌が立ったときの状況を鮮明に思い出すことで、交感神経を刺激し、
鳥肌を誤作動されることは可能だと、リュウ坊は言いたいところであります。
ただ、科学では正しい答えが導かれていないので、本当の正解は未来の人間に任せることにします。
まとめ
ただの生理現象だったのか。
ゴツゴツした激しい鳥肌が立っていたとしても、
それは決して強くなったワケじゃなかったんだね。
コントロールできるかもしれないけど、
トリハダを出したい時に出せるって…あまり使い道がなさそうな特殊能力ですね。
僕は鳥肌を自由に立てられますが、あなたが言うような過去の経験を思い出して立てている訳ではないです。手を動かす時のように、鳥肌を立たせようと思えば立たせることができます。首の後ろあたりからゾワゾワ〜と何かチクチクした感覚が広がります。
正直この能力?が役に立ったことはほぼないですが、中学生の頃、体調不良と言って保健室で授業をサボるのに使ったことはあります笑