うっちゃん 50代後半 愛知県
57歳の、現在、専業主婦をしている女性です。
大学を出ていない、ということがずっとコンプレックスでした。
大したことではない、そう思われる人もいるかもしれませんが、私にとっては、自己肯定感をかなり低くするものでした。
それを解決した経験についてお話します。
もくじ
大卒じゃないと嫌…私の学歴コンプレックス
小学校の頃は、ずっとクラス委員をするくらい、まわりからはしっかりしていると言われ続け。
よくできる子供といった評価を受け、それは私にとってとても心地よいものでした。
中学受験をして国立中学に進み、その後県内有数の進学校の高校に進学をしたのですが、高校に入り家庭的な問題もあって、かなり荒れている時期がありました。
ほぼ全員といっていいくらいの人が、大学に進学をする高校でしたが、私は専門学校に進学しました。
その一つの理由は国立大学には進学することが難しく、県外私立大学への進学は認めてもらえなかった、ということです。
そこから、ずっと私の学歴コンプレックスが始まりました。
中学・高校の同窓会には、まず顔を出すのはいやでしたし、自分は、だめな人間なのだ、という思いを強くしました。
同窓会にも引き継がれる過去の学歴
もっともつらかったのは、中学の同窓会に出席をしたときのことです。
中学の同級生は東京大学に進学した、とか医師だ、とかもしくは有名女子大学に進学しエリートと結婚をした、といった話ばかり。
で、あなた、何をしているの?
と言われるのがとてもつらく、専門学校を卒業して、普通に仕事をしている。
ということを言ったら、変な顔を一瞬され、その後、話を変えられる、という状況でした。
高校の同窓会であっても、同じ状況でした。
一番いやだな、と思ったのは、自分は大した大学も出ていないのに、大卒だ。
そして、自分の結婚した相手は、こういう肩書のある人だ、といった人が、見下した反応をすることでした。
30過ぎてからの決断と行動!修士の学位を取得
30歳を過ぎて、自分のお金で、まずは通信制の大学に通学しました。
ただ、所詮通信制の大学でして、自分のコンプレックスの解消にはなりませんでした。
そこで、考えたのは、大学卒業の資格を持って、大学院に入学をしようということでした。
大学卒業からさらに数年かかりましたが、大学院に進学をしました。
このころは、すでに、お金も貯めていましたので、仕事はいったん退職をしての進学です。
大学の先生からは、かなり冷たい仕打ちも受けましたけど、
なにくそ!という思いで、修士の学位をとりました。
その学位をもって、さらに転職をして、社会的地位のあるポストに就きました。
そこから、努力をして、収入もアップさせることができました。
結局のところ、学歴コンプレックスでしたので、学位が私をコンプレックスから救ってくれた、ということです。
まとめ
私の場合、悩んだ原因が明確でしたので、それに対する対応方法も明確でした。
また、自分自身の力で解決のできることでしたし、そのパワーも残っていました。
その人その人で悩んでいる状況が違い、参考になるか分かりませんが、少しでも悩んでいる方が楽になられることを願っています。