まんまる 50代後半女性 愛知県
57歳の、現在は専業主婦をしている女性です。
親に愛されていない、とずっと感じながら成長をして、現在においても親という存在がどういうものなのか、今一つわからずにいます。
それでもなんとか、自分のこころの平静を保つことができるようになってきました。
その時のことについて、お話します。
もくじ
妹ばかり良い子、私は母に愛されてこなかった?
わけあって私は、幼少のころ祖母に育てられ、祖母は私のことを大変かわいがってくれました。
しかしその祖母と母は、対して仲が良いわけではなかったせいか、
私はずっと母に愛されていないのでは?
という不安に駆られながら成長していったように思います。
妹もいるのですが、
妹はずっと母に育てられ、しかも、妹は私と違ってとても出来のよい子どもでしたから、母に愛されているように思いました。
また立場的に妹という存在は、姉がどう動くか、どう動いたら叱られるか、
ということもすべて見ているわけで、とても立ち回りもうまく、妹が叱られるという場面はほぼありませんでした。
そうしたことの積み重ねで、私は母には愛されていない、そう思うようになりました。
妹は私立大学、私は地元の国立大学という辛さ
進学問題でしょうか。
「お金がない」
と、母にずっと言われていましたから、地元国立大学への進学しか認めない、的な雰囲気を出されていました。
それで、その能力のない私としては、お金のかからない学校に進学をしました。
しかし、妹には、県外の私立大学への進学をあっさり認めました。
なぜ、私はダメだったのに妹はいいのか、理解できませんでした。
その時の理由の一つに、私は男に対してデレデレするとか、夜遊びをするとか。
「信用できないから、アンタを県外にやることはできない。」
といったニュアンスで言われたことも心にひっかかりました。
大人になって自分が母になったとき心が楽になった
意図して取った行動ではありませんが、
自分が子どもを持った時に、少しだけ母の気持ちがわかるようになりました。
<妹と私とは個性が違う>
ということです。
子供が複数いれば、愛し方も違くなりますし、
「どの子もそれなりに大切に思っているんだ!」
と思えるようになったことです。
加えて、
成人したのち、ふと妹と会話した時に発覚した、
“妹は妹なりに母のことで悩んだことがある”
ということを知り、それも心が楽になる要因の一つでした。
あとは、幸いにして臨床心理士の知り合いがいたことです。
その彼女にいろんな話を聞いてもらっているうち、自分なりに心の整理がつきました。
臨床心理士の人は、いわば、お友達ではありません。
お友達ではないからこそ、いろんなことを本音で話すことができました。
まとめ
私の場合、母子関係ではありましたが親子関係というのは、結構問題が複雑で、乗り越えるのが難しいことと思います。
そして、自分と親との関係は、自分と子どもとの関係にも影響することと思っています。
だからこそ、少しずつ、自分の親子関係に向き合っていくことも必要なのではないかと考えます。