リサイクルショップに危機せまる?フリマアプリメルカリに対抗するには

みなさんはネットオークションを利用したことがありますでしょうか?

今から十年以上昔は、ネットで物を売るなら「ヤフオク」や「モバオク」などが主流でした。

現在ではヤフオクよりもさらに簡単で気軽に出品できる、メルカリが人気沸騰中です。

もくじ

メルカリ利用者急増でリサイクルショップ閉鎖の影響か

なぜ最近になって、要らなくなった物をメルカリで販売するユーザーが増えているのでしょう。

まず1つ目の理由はスマホの普及です。

今まではPCを所持している層だけが、ヤフオクなどのサービスを利用して商品を売っていました。

買う方はガラケーでも十分ですが、売るとなるとやはりパソコンが必要だったからですね。

スマホにはカメラがついているので、売りたいアイテムをサクッと撮影して、そのまま出品することができます。

初めてネットで物を売る人にとっても優しく、フリマアプリに参入することはハードルが低くなり、利用者急増の業界となりました。

もう一つの理由は、メルカリのシンプルで分かりやすい機能にあります。

買い手の料金の支払いは、コンビニもしくはクレカで時間をかけずに終了します。

売り手が面倒と感じる商品の送付も、コンビニやクロネコヤマトと提携しているので、相手の住所を手書きする必要がなくバーコード1つで即完結です。

ここまで簡単になると、今までコンピューター苦手だった方も簡単に参加できてしまいます。

 

となると…

 

わざわざリサイクルショップに出向くよりも、家の中である程度の作業が完結して、

販売金額も自由に設定できるメルカリを使う方が便利と感じる人も増えてきます。

確実にリサイクルショップは減るがゼロにはならない

「顧客をメルカリに持っていかれた」

多くのリサイクルショップオーナーが嘆いています。

しかし最近、実店舗であるリサイクルショップにしかできない営業方針で、フリマアプリと差別化を計っている大型リサイクルショップがあります。

それは家電や家具など大きくて重たい商品、つまり送ると送料だけで数千円もしてしまう物を積極的に売り買いする店舗です。

  • テレビ
  • アンプ付きスピーカー
  • ゴルフクラブ一式
  • サーフボード
  • ダンベル等のウェイトトレーニングセット

このように、メルカリで販売するには限界があるであろう商品なら、まだまだリサイクルショップにも需要があります。

実際に僕も近くの大型リサイクルショップに「約10kgのダンベル」を査定に出してみました。

10キロのダンベル

コレです↑

メルカリで出品した場合、このタイプのダンベル1つの価格相場は大体「2000円前後」です。

10キロダンベルの送料(1500円前後)を出品者が負担したと想定すると、2000円で売れたとしても手元に残る売上額はたったの500円位です。

しかし今回リサイクルショップに査定を申し込んだ所、1000円で売れました。

ダンベルの買取価格

無料であげるつもりだったダンベルなので、1000円で快く承諾しました。

交渉次第ではもう少し色をつけてもらえたかもしれません。

いずれにしても、ダンベルのような重たい商品は、送料の負担が大きいメルカリより、リアル世界のリサイクルショップの方が安心感は高いです。

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商品の少ない小規模リサイクルショップから危機せまる

家具や家電、筋トレ道具など、

メルカリでは展開しずらい商品を幅広く扱えば、リサイクル店もまだまだ業界で生き残れる可能性は十分あります。

また、メルカリと言えば

  • 洋服
  • バック
  • 靴に帽子

等のアパレル品の売り買いが盛んです。

リサイクルショップも同じく、古着が売れ筋のアイテムです。

メルカリが普及しだして、確かにリサイクルショップや古着専門店の売り上げは下降ぎみですが。

「服は手に取って目で確かめてから買いたい」

という、こだわり強い古着ファンは消えたわけではありません。

メルカリの良さは豊富な品揃えです、デメリットは商品を画像でしか確認できない点。

実店舗のリサイクルショップや古着ショップは、

「試着可能」

という絶大なメリットを誇っています。

品揃えの少なさをクリアするか、もしくは他のアイディアでカバー出来れば、メルカリに太刀打ちできるかもしれません。。

「西海岸」

「セカンドストリート」

などの人気セカンドショップは、品揃えも豊富だし、取り扱っている商品も質にこだわりがあるなど、独自の路線でブランド力を見せつけています。

その証拠として、メルカリがグングンと急成長して業界をざわつかせている中でも、そんなの関係なしに次々と全国に新店舗をNew openしています。

まとめ

メルカリが品揃えで勝るなら、リサイクルショップはそれに対抗してメルカリに無いものを扱うか、全く別の売り込み方(オリジナリティー)で勝負する必要があるでしょう。

そのどっちにも取り組めないような、小さなリサイクルショップは経営の危機が迫っているかもしれません。

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